“きっぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切符69.6%
気風17.4%
気性13.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ」ジョバンニはこまって、もじもじしていましたら、カムパネルラはわけもないというふうで、小さなねずみいろの切符きっぷを出しました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
庄兵衛は気風きっぷも良し金も切れ、おまけに徳性で子分の面倒をよく見てやったから、百人あまりの身内も出来て押しも押されぬ顔役になっていたが、早くから
無頼は討たず (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
あの綺麗で気性きっぷのいい若衆を、こっちのお嬢様に押しつけてみるのも面白いことじゃないか——お夏は清十郎、お染は久松と相場がきまり、色事も型になってしまってるんでは根っから受けないね
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)