“きちや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吉弥80.0%
吉也20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れぼつたい一重瞼ひとへまぶたの、丸顔の愛くるしい娘だ。紫のあらしま縒上布よりじやうふの袖の長い単衣ひとへを着て、緋の紋縮緬もんちりめん絎帯くけおび吉弥きちやに結んだのを、内陣ないぢんからりて来た貢さんはうつくしいと思つた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
吉弥きちやと言います」
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
左衛門 (怒る)吉也きちやわるめ。よし、そんな事をするならおれに考えがある。あすにも吉助きちすけの宅に行ってウンという目にあわせてやる。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
(声を落として)松若から聞くと、吉也きちやがほかの子供をけしかけて松若をいじめるのですって。それがあなた、皆あなたの気荒いせいからなのですよ。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
松若 吉助きちすけさんとこの吉也きちやさんは梅だったよ。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)