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吉弥
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きちや
ふりがな文庫
“
吉弥
(
きちや
)” の例文
いつだったか、
先斗町
(
ぽんとちょう
)
で有名な美人の
吉弥
(
きちや
)
と一緒に何彼と話していた時、お
高祖頭巾
(
こそずきん
)
の話が出ました。
好きな髷のことなど
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
「
葭町
(
よしちょう
)
の
万字屋
(
まんじや
)
にいる姉崎
吉弥
(
きちや
)
といいまする。番屋のおじさん……後生おねがい——この木戸さえ通れば葭町の家へ帰れるんですから、そっと、通してくれませんか」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
腫
(
は
)
れぼつたい
一重瞼
(
ひとへまぶた
)
の、丸顔の愛くるしい娘だ。紫の
租
(
あら
)
い
縞
(
しま
)
の
縒上布
(
よりじやうふ
)
の袖の長い
単衣
(
ひとへ
)
を着て、緋の
紋縮緬
(
もんちりめん
)
の
絎帯
(
くけおび
)
を
吉弥
(
きちや
)
に結んだのを、
内陣
(
ないぢん
)
から
下
(
お
)
りて来た貢さんは
美
(
うつ
)
くしいと思つた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
「
吉弥
(
きちや
)
と言います」
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
弥
常用漢字
中学
部首:⼸
8画
“吉弥”で始まる語句
吉弥侯
吉弥臙脂