“かんづめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
罐詰44.4%
鑵詰38.9%
缶詰16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わらの上に毛布で寝る寝台を見、牛肉の罐詰かんづめが日清戦役のときからの貯蔵品であることを認めて、これは造兵機構の驚異であり
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
クラムベルは山桃のような実ですが生ならばやはり煮てセリー酒を少し加えますし、鑵詰かんづめのゼリーならばそのまま裏漉しにしてもいいのです。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「僕は、なにしろ、かに缶詰かんづめで失敗したから、何にもない。洋服が一着あるのだけれど、移転ひっこしの金が足りなかったから、しちに入れてしまった。」
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)