“かねかし”の漢字の書き方と例文
語句割合
金貸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乞食の高利貸 もちろん乞食でもラサ府の乞食の内には高利貸をして居るやつがあります。金貸かねかしをする位の乞食でもなかなかうまい物を喰わない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
もつと左樣さうするまへ老人らうじん小聲こゞゑ一寸ちよつ相談さうだんがあつたらしく、金貸かねかしらしい老人らうじんは『勿論もちろんのこと』とひたげな樣子やうすくびかたせてたのであつた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
そしてなおこの領地に住んでいたユダヤ人の金貸かねかしの権力に落ちこんでしまいました。饉死がしするより外にしようのなくなった、鍜治屋は林檎の樹に首をくくってしまいました。