“かなもり”の漢字の書き方と例文
語句割合
金森100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其後そのご幾多の変遷を経て、豊臣氏時代から徳川氏初年までは金森かなもり氏ここを領していたが、金森氏が罪をてから更に徳川幕府の直轄ちょっかつとなって、所謂いわゆる代官支配地として明治まで引続ひきつづいて来たのである。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なお金森かなもりに充分の枝葉しようを茂らせ、國綱に一層のとぎを掛け、一節切に露取つゆとりをさえ添え、是に加うるに俳優澤村曙山さわむらしょざんが逸事をもってし、題して花菖蒲はなしょうぶ沢の紫と号せしに、この紫やあけより先の世の評判を奪い
北陸経営の重鎮じゅうちんは、ここに定められた。そのほかの布置を見ると、金森かなもり不破ふわ佐々さっさなどの諸将は各郡を配分し、前田又左衛門利家としいえにも、二郡を分け与えた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)