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かなすぎ
ふりがな文庫
“かなすぎ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
金杉
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金杉
(逆引き)
若い男と女とは
金杉
(
かなすぎ
)
の方角にむかつて歩いてゆくと、
冷
(
つめた
)
い秋の夜風がふたりの
袂
(
たもと
)
をそよ/\と吹いた。月のひかりは昼のやうに明るかつた。
影を踏まれた女:近代異妖編
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かつて或る暴風雨の日に
俄
(
にわか
)
に
鰻
(
うなぎ
)
が
喰
(
く
)
いたくなって、その頃名代の
金杉
(
かなすぎ
)
の
松金
(
まつきん
)
へ風雨を犯して
綱曳
(
つなひ
)
き
跡押
(
あとおし
)
付
(
つ
)
きの
俥
(
くるま
)
で
駈付
(
かけつ
)
けた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
小万は上の間へ行ッて窓から
覗
(
のぞ
)
いたが、太郎稲荷、入谷
金杉
(
かなすぎ
)
あたりの人家の
燈火
(
ともしび
)
が
散見
(
ちらつ
)
き、遠く上野の電気燈が
鬼火
(
ひとだま
)
のように見えているばかりだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
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(16作品)
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