“かじと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舵取40.0%
梶取40.0%
舵把20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっぽう、忠義者のヨハネスは舵取かじとりのところにのこっていて、船をりくからはなすようにいいつけました。
東の釣殿つりどのへはこちらの若い女房が集められてあった。竜頭鷁首りゅうとうげきしゅの船はすっかり唐風に装われてあって、梶取かじとり、棹取さおとりの童侍わらわざむらいは髪を耳の上でみずらに結わせて、これも支那しな風の小童に仕立ててあった。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
あの者は、帆綱番ほづなばんにございます。正しい進路をとるため、舵把かじとりへも、帆綱番へも、何番綱張れいとか、ゆるめろッとか——絶えず絶えず手前から号令をかけまする。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)