“かさだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嵩高90.0%
量高10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれじゃ」「ほう、またひどく嵩高かさだかな物だが、何でござろうか」「おおいをとれ」はっと答えて家来の一人がかぶせてある蔽い布をとった。
備前名弓伝 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そして執事を通じてその嵩高かさだかの原稿を伯爵の手もとまでさし出した。伯爵はその折椅子にもたれてぽかんとしてゐたらしかつた。
それは量高かさだかの物ではなかった。印刻が一つ二つ、鉛筆入れが一個、袖口カフスボタンが一組、それに安物の襟留めと、これだけであった。品物はジョー爺さんの手で一々検められ、値踏みされた。
平生ふだん人気ひとけまれ荒寥こうりょうとした野天に差し掛けの店が出来ているので、前の日の夜の十二時頃から熊手を籠長持かごながもちに入れて出掛けるのですが、量高かさだかのものだから、サシでかつがなければなりません。