“かこちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
過去帖50.0%
過去帳50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弘福寺こうふくじの現住墨汁師は大正五年にってからも、捜索の手をとどめずにいた。そしてとうとう下目黒しもめぐろ海福寺かいふくじ所蔵の池田氏過去帖かこちょうというものを借り出して、わたくしに見せてくれた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
然るに二世瑞仙しんの子直温ちょくおんの撰んだ過去帖かこちょうには、独美の弟玄俊げんしゅんの子だとしてある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あるいは漆器の経机きょうづくえ経箱きょうばこ過去帳かこちょう、または応量器おうりょうきだとか香炉台こうろだいだとか、あるいはまた過去帳台とか位牌いはいだとかに、しばしば優れた形や塗のものにめぐり会います。いつも伝灯でんとうの深さが後に控えます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)