“かきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘉享25.0%
家郷25.0%
花京25.0%
花郷25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嘉享かきやう 盛遇せいぐうよろこび、尽瘁じんすゐ純誠じゆんせいつくす。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
せめていまねん此処ここに遊んで居たいのだが家郷かきやうの事情は其れを許さない。にはかに心せはしくなつて来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あつまれるは残紅ざんこう花京かきやう、せつ子、みつ子、啄木の五人。八時頃より初めて、詠出、互撰、評語、終れるは子の刻も過ぎつる頃と覚ゆ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それから急に思出して、自分と藻外と三人鼎足的ていそくてき関係のあつた花郷かきやうを訪ねて見やうと、少しく足を早めた。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)