“家郷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきょう60.0%
かきやう20.0%
ハイマート20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都へ帰る者ですら、家郷かきょう遠くの感にとらわれているらしい。お声はないが、帝の感慨はいうまでもないだろう。外洋の波音が、ここへまで打って来る。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
せめていまねん此処ここに遊んで居たいのだが家郷かきやうの事情は其れを許さない。にはかに心せはしくなつて来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
何よりも彼の心は、そうした「家郷ハイマート」が欲しかったのだ。それ故にまた
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)