“かいぐい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
買喰50.0%
買食50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやいめえましい、時にかねちゃんは何うしたろう、まだ来ねえ、だが旦那あのぐれえ買喰かいぐいの好きな妓はありませんぜ、先刻さっきも大きな樽柿とふかし芋を両方の手に持って
片手を懐中ふところ突込つっこんで、どう、してこました買喰かいぐいやら、一番蛇をんだ袋を懐中ふところ
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
医者に隠れて好きな物を買食かいぐいしたり、食慾の進むに任せて無闇むやみに多食したりするようでは医者の尽力を無にしてしまう。患者自身も平生へいぜいよく衛生の事に注意して自衛の道を知らなければならん。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
味も淡泊で膨らんだ品だから餅菓子や駄菓子のように腹へ毒でなし、食べるという事の外に拵えるという楽みがあってこの鍋を一つ与えると買食かいぐいなぞをしてしまうね。ソラこの通りまた出来た。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)