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おもゐ
ふりがな文庫
“おもゐ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
重井
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重井
(逆引き)
児
(
じ
)
を
分娩
(
ぶんべん
)
すると同時に、又も
一
(
いつ
)
の苦悶は出で
来
(
きた
)
りぬ。そは
重井
(
おもゐ
)
と公然の夫婦ならねば、
児
(
じ
)
の籍をば
如何
(
いか
)
にせんとの事なりき。
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
下婢
(
かひ
)
と書生の三人暮しにていよ/\世間婦人の常道を歩み始めんとの
心構
(
こゝろがま
)
へなりしに、事実は之に反して、
重井
(
おもゐ
)
は最初
妾
(
せふ
)
に誓ひ、
将
(
は
)
た両親に誓ひしことをも忘れし如く
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
此頃より
妾
(
せふ
)
の
容体
(
ようだい
)
尋常
(
たゞ
)
ならず、日を経るに従ひ胸悪く
頻
(
しき
)
りに
嘔吐
(
おうど
)
を催しければ、
扨
(
さて
)
はと心に
悟
(
さと
)
る所あり、
出京後
(
しゆつきやうご
)
重井
(
おもゐ
)
に
打明
(
うちあけ
)
て、郷里なる両親に
謀
(
はか
)
らんとせしに彼は許さず
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
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