“おもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御物40.0%
雄物40.0%
御膳20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのほか振袖ふりそでのわかい腰元三人、それから中居なかい、茶の間、御物おもの縫いの女、それから下働きのおさんどん二人、お小姓二人、小坊主こぼうず一人、あんま取の座頭一人、御酒の相手に歌うたいの伝右衛門でんえもん
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
実は羽越線の吹浦、象潟きさがたのあたりから、雄物おもの川の平野に出てくるまでの間、浜にハマナスの木がしきりに目についた。花はもう末に近かったが、実が丹色に熟して何とも言えぬほど美しい。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この嶋にはぶられて、九一高遠たかとほが松山の家にくるしめられ、日に三たびの九二御膳おものすすむるよりは、まゐりつかふる者もなし。