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おほうねり
ふりがな文庫
“おほうねり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
大畝
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大畝
(逆引き)
山
(
やま
)
を
覆
(
くつがへ
)
したやうに
大畝
(
おほうねり
)
が
來
(
き
)
たとばかりで、——
跣足
(
はだし
)
で
一文字
(
いちもんじ
)
に
引返
(
ひきかへ
)
したが、
吐息
(
といき
)
もならず——
寺
(
てら
)
の
門
(
もん
)
を
入
(
はひ
)
ると、
其處
(
そこ
)
まで
隙間
(
すきま
)
もなく
追縋
(
おひすが
)
つた、
灰汁
(
あく
)
を
覆
(
かへ
)
したやうな
海
(
うみ
)
は、
自分
(
じぶん
)
の
背
(
せなか
)
から
放
(
はな
)
れて
去
(
い
)
つた。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
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