“おどりあが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
躍上80.0%
跳上20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ヤレ寐過ねすごしたか……」と思う間もなく引続いてムクムクと浮み上ッた「免職」の二字で狭い胸がまずふさがる……芣苢おんばこを振掛けられた死蟇しにがいるの身で、躍上おどりあがり、衣服をあらためて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「ヨウ! ヨウ!」と松木は躍上おどりあがらんばかりに喜こんだ。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
金魚も水をとりかえてもらって跳上おどりあがっているのであろう。私の鉢のまるっこの子は、大きくなったかしら、背中がはげてきたかしら、目高めだかがつッつきゃしないかしら——
古代の衣冠を着けたる一人の王は、端然として坐しいたり、余は跳上おどりあがって喜べり、オオ生ける人! 生ける人! と、余りの懐かしさにたえずその前に走り寄れば、こはそもいかにこはいかに
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)