“おつかれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御疲66.7%
御疲労33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「先生今日けふ御疲おつかれですか」と門野かどの馬尻ばけつを鳴らしながら云つた。代助の胸は不安ふあんされて、あきらかな返事もなかつた。夕食ゆふめしのとき、めしあぢは殆んどなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
冬の日の木曾路きそじさぞ御疲おつかれに御座りましょうが御覧下されこれは当所の名誉花漬はなづけ今年の夏のあつさをも越して今降る雪の真最中まっさいちゅう、色もあせずにりまする梅桃桜のあだくらべ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
『いや、私こそ——御疲労おつかれのところへ。』と高柳は如才ない調子で言つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)