“おおテエブル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大卓50.0%
大卓子50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが白い麻の支那服を著て、一等の談話室の、ラジオの黒い喇叭ラッパが二つ背中合せに立っている緑の大卓おおテエブルを前に控えて、ポケットから大きな眼鏡を取り出すと、白髪頭をひと振り振って両耳へ掛ける。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
その職員室真中まんなか大卓子おおテエブル、向側の椅子いすかかった先生は、しま布子ぬのこ小倉こくらはかま、羽織はそでに白墨ずれのあるのを背後うしろの壁に遣放やりぱなしに更紗さらさの裏をよじってぶらり。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)