“おおわし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大鷲90.9%
巨鷲9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて時計の長短針が一つになって十二時を指すと、音楽堂の上から一発の砲声がとどろいた。と思うと大鷲おおわしのごとく両翼を拡げた飛行船は徐々に上昇し初める。
月世界競争探検 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
インチ幅くらいの部厚な銀台に精巧なくび飾りを彫刻して、ほんものの幾つかの小粒のダイヤがちりばめられ頸飾りの輪を結んだ上には、大鷲おおわしつかんだ青銅板の中に
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
その夫何某なにがし智慧ちえある人にて、欺きて蛇に約し、なんじ巨鷲おおわしの頭三個みつを得て、それを我に渡しなば、妻をやらむとこたえしに、蛇はこれをうべないて鷲と戦い亡失ほろびうせしということの候なり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)