“おおおや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大祖60.0%
先祖20.0%
大親20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い太子は、日本文化の大祖おおおやであると共に、仏教興隆の祖でもあった。日本の仏法というものは、青年にして大智大徳の太子の手によって、初めて、皇国日本の民心に
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「つつしみつつしみて申す。わが先祖おおおやここに地下ちのした黄金こがねを埋ずめ給いてより、梵天帝釈ぼんてんたいしゃく、天の神、地の神、暗の財宝たからを守り護り給うて……つつしみつつしみて申す」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その親という語も古くは限定せられて、ただ一つの群の長上ちょうじょうだけにつけられた名であったのが、さらに大親おおおやという語が必要になり、それにまたクムイなどを添えて、親雲上のような称呼を普及させた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)