“えんばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円板33.3%
円盤33.3%
烟帆16.7%
鉛板16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほら、分ったでしょう。銀河は星が円板えんばんのように集っているものです。それから、みなさんにとってなつかしい太陽系は、銀河のずっと端に近いところにあるのが見えるでしょう」
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
帽子がどこかに見えなくならないうちにと思って、あわてて僕も格子戸のあきまからけ出しました。見ると帽子は投げられた円盤えんばんのように二、三げん先きをくるくるとまわってきます。
僕の帽子のお話 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
い棄てつ、おもむろに歩を移して浜辺に到れば、一碧いっぺき千里烟帆えんばん山に映じて縹渺ひょうびょうのごとし。
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あのX光線でさえ一ミリの鉛板えんばんつらぬきかねるのに、人造宇宙線は三十センチの鉛板も楽に貫く。だから鉄のドアやコンクリートの厚い壁を貫くことなんか何でもない。
(新字新仮名) / 海野十三(著)