“えてもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怪物80.0%
化物5.0%
妖物5.0%
得手物5.0%
那物5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「河童なら尻小玉しりこだまを抜くのが商法でしょう。突っ殺すという怪物えてものにはないはずじゃありませんか、ね親分」
「大變ですよ、その怪物えてものは、この町内だけでも噂の立つたのが、ザツと十五、六人。名前を讀み上げませうか」
「そんな野暮な化物えてものぢやありませんよ、親分も御存じでせう、檜物ひもの町の小夜菊さよぎく師匠」
「亡くなつて内儀のおもよが、年が經つにつれて氣がくじけ、子迄産んだ女中を追ひ出した罪亡ぼしのつもりで、お藤のお糸を搜し出して手許に育ててゐたが、主人に打ち明けるすべもなく頓死し、到頭お銀お舟などといふ妖物えてものが飛び出すことになつたのさ。女のこんな細かい心づかひは、俺達男にはわからないよ」
由って思案の末課目が十あるうち作文と講義は得手物えてもので満点と極まっており、総点数の五分一得れば落第せぬ定め故、他の八課の答えは直ちに白紙を差し出しくだんの二課は速くやって退け十分安心して遊び廻った。
蒲「那物えてものが来たのか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)