“えいかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衛玠40.0%
咏懐20.0%
縈回20.0%
詠懐20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『いや、衛玠えいかいかも知れんな』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
詩的な、浪漫的な句は筆をって紙にでも咏懐えいかいの辞を書き下す時に限るように考えています。ところが実際は大違で、談笑の際始終しじゅうこの種の叙述をやっております。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
草をしとねとし石をたくとして、谿流けいりゅう縈回えいかいせる、雲烟うんえんの変化するを見ながら食うもよし、かつ価もれんにして妙なりなぞとよろこびながら、あおいで口中に卵を受くるに、におい鼻をき味舌をす。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しこうしてそのしばしば詠懐えいかいにおいて、これを漏らすのみならず、安政四年ハリス江戸に入るの月においては、書を江戸にある桂小五郎に送り
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)