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うんと
ふりがな文庫
“うんと”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
ウント
語句
割合
沢山
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢山
(逆引き)
……僕は苦しくつて
怺
(
たま
)
らなくなると何時でも田舎に逃出すんです。今度も然うです、
畢竟
(
つまり
)
、僕自身にもまだロマンチツクが
沢山
(
うんと
)
残つてます。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
(木ペン
樺
(
かば
)
の木に
沢山
(
うんと
)
あるじゃ)キッコはふっとこう思いました。けれども樺の木の小さな
枝
(
えだ
)
には鉛筆ぐらいの太さのはいくらでもありますけれども
決
(
けっ
)
して黒い心がはいってはいないのです。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
叔父は
上框
(
あがりがまち
)
に突立つて、『悪いなら悪いと云へ。
沢山
(
うんと
)
怒れ。
汝
(
うな
)
の小言など屁でもねえ!』と言つて、『馬鹿野郎。』とか、『この源作さんに口一つ利いて見ろ。』とか、一人で怒鳴りながら出て行く。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
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