“うらやまし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
可羨50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それぢや祝盃の主意を変へて、仮初かりそめにもああ云ふ美人と一所いつしよに居て寝食をともにすると云ふのが既に可羨うらやましい。そこを祝すのだ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しこの世の中からその楽を取去つたら、世の中は無い! 貫一といふ者も無い! 僕はその楽と生死しようしともにするのだ。みいさん、可羨うらやましいだらう
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
男の僕でさへ、お前が在れば富山の財産などを可羨うらやましいとは更に思はんのに、宮さん、お前はどうしたのだ! 僕を忘れたのかい、僕を可愛かはゆくは思はんのかい
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「おうらやまし御境涯ごきょうがいですな。」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)