“うみて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海手83.3%
海方16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
配り海手うみては深川新地の鼻より品川の沖迄御船手にて取切とりきり備船そなへぶね沖間おきあひへ出し間々は鯨船くぢらぶねにて取固とりかたも嚴重に構へたり扨又平石次右衞門は桐棒きりぼうの駕籠に打乘若黨長柄草履取を召倶めしぐし數寄屋橋の御役宅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
海手うみてより日はてりつけて山桜
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
衣は潮垂れてはいないが、潮は足あとのように濡れて、砂浜を海方うみてへ続いて、且つその背のあたりがしきりに息をくと見えて、わなないているのである。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)