“うなで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海手66.7%
雲梯33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さしずめ、陸手（くがで）と海手（うなで）の両方面へたいして、司令によい所といえば……。まず兵庫の中を一条まっすぐに通っておる西国街道のほどよき辺か」
私本太平記：12 湊川帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
なにぶんにも野戦一色（しき）の兵馬、海手（うなで）はいかがせんと案じていたが、これで上々の配置がなると申すもの。……して、すでに三木殿以下の船手は？
私本太平記：08 新田帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
会下山という名は、徳川期以後で、古くは、雲梯（うなで）ヶ岡といったらしい。法隆寺財産目録（天平期）には宇奈五（うなご）ヶ丘とも見えるという。
随筆　新平家 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)