“うぶごゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
産聲55.6%
初声33.3%
産声11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君も、父も、戀も、なさけも、さては世に産聲うぶごゑ擧げてより二十三年の旦夕に疊み上げ折重ねし一切の衆縁、六尺の皮肉と共に夜半よはの嵐に吹き籠めて、行衞も知らぬ雲か煙。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
奥ののうらめづらしき初声うぶごゑに血の気のぼりしおもまだ若き
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
長吉は我が門前に産声うぶごゑを揚げしものと大和尚だいおしよう夫婦が贔負ひいきもあり、同じ学校へかよへば私立私立とけなされるも心わるきに、元来愛敬のなき長吉なれば心から味方につく者もなきあはれさ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)