“うぶごえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
産声68.2%
初声22.7%
生声9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桶狭間おけはざまの合戦のあった永禄三年の年、伊豆で産声うぶごえをあげていたので、武蔵はそれより遅るること、約二十二年後に生れているのである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし児供こどもたいでて初声うぶごえを挙げるのを聞くと、やれやれ自分は世界の男の何人だれもよう仕遂しとげない大手柄をした。女という者の役目を見事に果した。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)