“うすずみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄墨64.9%
淡墨32.4%
微墨2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄墨うすずみ鬱金うこん、またその浅葱あさぎと言ったような、どの桜も、皆ぽっとりとして曇って、暗い紫を帯びていた。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
満口まんこう妖気ようきをふくみ入れて、フーと吹くと、はるかな、竹童と鷲の身辺だけが、薄墨うすずみをかけたように
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しぶく小雨に見る/\淡墨うすずみの画になったり、梅雨にはふくろうの宿、晴れた夏には真先にひぐらしの家になったり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
窓越しに、淡墨うすずみをふくんだ瑠璃の夕空が重く淀んでをり、すこしも風の気とてない蒸暑く鬱滞した陋巷の空気が泥水のやうに動かずにゐた。
薄暮の貌 (新字旧仮名) / 飯田蛇笏(著)
空には微墨うすずみ色をした雲が一めんにゆきわたっていた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)