“うしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
宇出津	33.3%
烏漆	33.3%
烏瑟	33.3%

宇出津

是などは新潟の次の湊（みなと）、酒田（さかた）とか新湊（しんみなと）とか、能登（のと）の小木（おぎ）・宇出津（うしつ）とかの歌であろう。

海上の道 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)

烏漆

弓矢の要（い）る中はまだ射之射じゃ。不射之射には、烏漆（うしつ）の弓も粛慎（しゅくしん）の矢もいらぬ。

名人伝 (新字新仮名) ／ 中島敦(著)

烏瑟

東大寺は常在不滅（じやうざいふめつ）、実報寂光（じつぱうじやくくわう）の生身の御仏と思（おぼし）めし準（なずら）へて、聖武皇帝、手（てづか）ら親（みづか）ら琢（みが）き立（たて）給ひし金銅十六丈の廬舎那仏（るしやなぶつ）、烏瑟（うしつ）高く顕（あらは）れて、半天の雲にかくれ、白毫（びやくがう）新に拝（をがま）れ給ひし満月の尊容も

大和古寺風物誌 (新字新仮名) ／ 亀井勝一郎(著)