“いんご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隠語33.3%
隱語33.3%
韻語33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは当年行われた閨中けいちゅう隠語いんごであった。金はひどく驚いて、舟を返して近づいた。それはほんとうの庚娘であった。婢が手を引いてこちらの舟へ来た。二人は抱きあって泣いた。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
海蛇うみへびられたとは、しんめうことだとおもつてりましたが、それがよく隱語いんご使つか伊太利人イタリーじんくせで、その書面しよめんではじめてわかりましたよ。
無論前者は韻語いんごの一行で、後者は長い散文小説中の一句であるから、前後に関係して云うと、種々な議論もできますが、この二句だけを独立させて評して見ると
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)