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いびつなり
ふりがな文庫
“いびつなり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
飯櫃形
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飯櫃形
(逆引き)
額
(
ひたい
)
の出た、頭の大きい、鼻のしゃくんだ、黄色い顔が、その長さ、
大人
(
おとな
)
の二倍、やがて一尺、
飯櫃形
(
いびつなり
)
の
天窓
(
あたま
)
にチョン
髷
(
まげ
)
を載せた、身の
丈
(
たけ
)
というほどのものはない。
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すらりと
飯櫃形
(
いびつなり
)
の猿ヶ
馬場
(
ばんば
)
に、
吹溜
(
ふきた
)
まった落葉を敷いて、閑々と静まりかえった、
埋
(
うも
)
れ井戸には
桔梗
(
ききょう
)
が咲き、
薄
(
すすき
)
に
女郎花
(
おみなえし
)
が交ったは、
薄彩色
(
うすさいしき
)
の
褥
(
しとね
)
のようで、
上座
(
かみくら
)
に猿丸太夫、
眷属
(
けんぞく
)
ずらりと居流れ
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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