“いひあら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言現40.0%
言顕40.0%
言爭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学問の進歩が極点に達した時なら知らず、何も彼も多くは疑問として存してほんの理窟の言現いひあらはし方を少しづゝ違へた位で総て研究に属してゐる今日では学者と無学者とは相去る事幾何いくばくも無い。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
吾人われらかつて陶淵明幽居を写すの詩を読み、此間有真意、欲弁已忘言といふに至つて其自然と己とを合して自他を忘却し、非自覚的アンコンシァスネスに自然を楽しむの妙を言顕いひあらはせしに敬服したりき。
凡神的唯心的傾向に就て (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
見送みおくりも爲ざりし由檢使場けんしばでも御奉行樣のお前でも申立たる赴きゆゑはてなと思うて居るものゝ人の事にて兎や角と言爭いひあらそはんもえきなき事ことに私しの女房の云には滅多めつたにそんな事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)