“いちぎやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
一行100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はこの一行いちぎやうの中に秋風しうふうの舟を家と頼んだ幇間ほうかんの姿を髣髴はうふつした。江戸作者の写した吉原よしはらは永久にかへつては来ないであらう。
御同様文筆に従ひ居り候上は一行いちぎやうにてもかかる作品を書きたく、若し又新聞の文芸欄にもかかる作品のみることと相成り候はば、如何いかばかりこころよからんなどとも存じ候。早早さうさう
伊東から (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「人生は一行いちぎやうのボオドレエルにもかない。」
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)