“いきあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邂逅90.0%
行逢10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、老樵夫は歩き出したが、ものの二間とは行かなかったろう、旅装いをした五人の武士が、茅野雄の上って来た同じ道から、上って来るのに邂逅いきあった。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
で、今、こうやって邂逅いきあった時にも、早速には逞しいこの武士が、醍醐弦四郎であることは気がつかなかった。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
阿関はつむりの先より爪先つまさきまで眺めていゑいゑ私だとて往来で行逢いきあふた位ではよもや貴君あなたと気は付きますまい、たつた今の先までも知らぬ他人の車夫くるまやさんとのみ思ふてゐましたに御存じないは当然あたりまへ
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)