“あれち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒地92.9%
荒蕪地7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でも、夕方ゆうがただったら、ガンたちはここにとまることはできなかったでしょう。なぜって、ユパフォルスは荒地あれちにあるのではありませんから。
わが泣くを見て彼答へて曰ひけるは、汝この荒地あれちよりのがれんことをねがはゞほかの路につかざるをえず 九一—九三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
すき一つ入れたことのない荒蕪地あれちの中に建てられた、小さい三等駅だから、乗降のりおりの客と言つても日に二十人が関の山、それも大抵は近村の百姓や小商人こあきんどばかりなのだが、今日は姉妹きやうだいの姿が人の目を牽いて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)