“あちらこちら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アチラコチラ
語句割合
彼方此方94.6%
彼処此処5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電車の内でも角力の噂がされてゐたが、電車を下りてからも、彼方此方の店先で、誰れが負けたの勝つたのと、興ありげに語られてゐた。
仮面 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
ソクラテスは鴆毒ったち、暫時の間は、彼方此方と室内を歩みながら、平常の如くに、門弟子らと種々の物語をして
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
越して五六日間は板を買つて来て棚を彼処此処に附けるのも面白いし、妻が瓦斯煮沸をするのを子供等と一緒に成つて珍らしに眺めたり
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
着物はなし六百文の銭はが切れ、彼処此処へ散乱致して居りますのを拾い集めて漸く四百幾文、五百に足りない銭を、これでも命の綱と思い、ずぶ濡れになって前橋の手前まで来ると
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)