“あさがれい”の漢字の書き方と例文
語句割合
朝餉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翁は煩わしく雫を払いながら朝餉あさがれいを少し食べた。持ち亙って来た行糧ももはやほとんど無くなっていた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
若水といふ事は去年こぞ御生気の方の井をてんして蓋をして人にくませず、春立つ日主水司もんどのつかさ内裏だいりに奉れば朝餉あさがれいにてこれをきこしめすなり、荒玉の春立つ日これを奉れば若水とは申すにや云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
飢人地上に倒れし時、主上御宸襟を悩ませられ、ちん不徳あらば朕一人を罪せよ、黎民れいみん何んのとがあるべき、しかるに天このわざわいを下すと、ことごとく嘆きおぼし召し、朝餉あさがれい供御くごを止めさせらる。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)