『夢』
私は少女を搜した。いましがた夜の明けたばかりの、狹い、長方形の部屋の中に、私は少女を見出した。彼女は一つの椅子に腰かけ、僅かにそれと分かるくらゐに微笑してゐた。その傍には、一寸離れて、もう一つの椅子があり、それには一人の青年が腰かけてゐたが …
著者 | ライネル・マリア・リルケ |
翻訳者 | 堀辰雄 |
ジャンル | 文学 > ドイツ文学 > 詩 |
初出 | 「四季 第十四号」1935(昭和10)年12月10日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約6分(300文字/分) |
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