『夢』
夢の話をするのはあまり気のきいたことではない。確か痴人夢を説くという言葉があったはずだ。そう思って念のために辞書をひいて見ると、痴人が夢を説くというのではなくして、痴人に対して夢を説くというのがシナのことわざであった。夢の話をすること自体が …
著者 | 和辻哲郎 |
ジャンル | 哲学 > 東洋思想 > 日本思想 |
初出 | 「新潮」1952(昭和27)年9月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約25分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約42分(300文字/分) |
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