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『秋深き』
ふりがな文庫
『
秋深き
(
あきふかき
)
』
医者に診せると、やはり肺がわるいと言った。転地した方がよかろうということだった。温泉へ行くことにした。 汽車の時間を勘ちがいしたらしく、真夜なかに着いた。駅に降り立つと、くろぐろとした山の肌が突然眼の前に迫った。夜更けの音がそのあたりにうず …
著者
織田作之助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「大阪文学」1942(昭和17)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約27分(500文字/分)
朗読目安時間
約45分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
言
(
ゆ
)
如何
(
どない
)
様
(
よ
)
温
(
ぬ
)
嫉妬
(
りんき
)
貴方
(
おうち
)
出来
(
でけ
)
出
(
い
)
者
(
もん
)
今日
(
きょう
)
行
(
い
)
温味
(
ぬくみ
)
齧
(
かじ
)
隣室
(
となり
)
背後
(
うしろ
)
眩暈
(
めまい
)
昨夜
(
ゆうべ
)
斜眼
(
やぶにらみ
)
寸口
(
ちょく
)
女子
(
おなご
)
仮面
(
めん
)