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『長崎の電話』
ふりがな文庫
『
長崎の電話
(
ながさきのでんわ
)
』
京都西陣の某と云う商店の主人は、遅い昼飯を喫って店の帳場に坐っていると電話のベルが鳴った。主人は己で起って電話口へ出てみると聞き覚えのある声で、 「あなたは——ですか」 と云ってこちらの名前を聞くので、 「そうです、あなたはどなたです」 と …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
己
(
じぶん
)
喫
(
く
)
比
(
ごろ
)
問
(
とい
)
翁
(
おう
)
果
(
はた
)
起
(
た
)
詮議
(
せんぎ
)
西陣
(
にしじん
)
緑郎
(
ろくろう
)
病
(
やまい
)
注
(
つ
)
昼飯
(
ひるめし
)
是非
(
ぜひ
)
断
(
き
)
放
(
はな
)
支那
(
しな
)
後
(
あと
)
帳場
(
ちょうば
)