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『お化の面』
ふりがな文庫
『
お化の面
(
おばけのめん
)
』
怪談浪曲師浪華綱右衛門の家に、怪奇なお化の面があった。縦が二尺横が一尺で、左の眼は乳房が垂れさがったように垂れて、右の眼は初月のような半眼、それに蓬蓬の髪の毛、口は五臓六腑が破れ出た血に擬わして赤い絵具を塗り、その上処どころ濃鼠の布で膏薬張 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
乃公
(
おいら
)
冠
(
かむ
)
化
(
ばけ
)
濃鼠
(
こいねず
)
平生
(
いつも
)
静雨
(
せいう
)
蓬蓬
(
ぼうぼう
)
縋
(
すが
)
癒
(
なお
)
温順
(
おとな
)
歿
(
な
)
桜館
(
さくらかん
)
某日
(
あるひ
)
擬
(
まが
)
怖気
(
おじけ
)
家作
(
かさく
)
執
(
と
)
呻吟
(
しんぎん
)
半眼
(
はんがん
)
力
(
ちから
)
初月
(
みかづき
)