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『蛇怨』
ふりがな文庫
『
蛇怨
(
じゃえん
)
』
高知県高岡郡の奥の越知と云う山村に、樽の滝と云う数十丈の大瀑がある。それは村の南に当る山腹にある瀑で、その北になったかなりの渓谷を距てた処には安徳天皇の御陵伝説地として有名な横倉と云う山がある。初夏の比その横倉山から眺めると、瀑は半ば以上を …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
倒
(
さか
)
衣
(
きもの
)
真黒
(
まっくら
)
容
(
さま
)
何人
(
だれ
)
比
(
ころ
)
鼕々
(
とうとう
)
飛沫
(
しぶき
)
自己
(
おのれ
)
背後
(
うしろ
)
某日
(
あるひ
)
戸外
(
そと
)
悶掻
(
もが
)
庭前
(
にわさき
)
好奇
(
ものずき
)
大瀑
(
おおだき
)
四辺
(
あたり
)
周囲
(
まわり
)