トップ
>
『夜の若葉』
ふりがな文庫
『
夜の若葉
(
よるのわかば
)
』
桃子の座席から二列ばかり先が、ちょうどその二階座席へ通じる入り口の階段になっていた。もう開演時間の迫っている今は、後から後から込んでいかにも音楽会らしい色彩の溢れたおとなしい活気の漲った混雑がそのあたりに渦巻いている。プログラムと書類入れの …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人朝日」1940(昭和15)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
灼
(
て
)
遑
(
あわ
)
咬
(
くわ
)
撓
(
しな
)
疼
(
いた
)
美味
(
おい
)
翳
(
かげ
)
臥
(
ね
)
髣髴
(
ほうふつ
)
駭
(
おどろ
)
顳顬
(
こめかみ
)
陽炎
(
かげろう
)
跟
(
つ
)
蜥蜴
(
とかげ
)
萱
(
かや
)
胡坐
(
あぐら
)
綯
(
な
)
真直
(
まっすぐ
)
犢
(
こうし
)
暢気
(
のんき
)
径道
(
こみち
)