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『首を失った蜻蛉』
ふりがな文庫
『
首を失った蜻蛉
(
くびをうしなったとんぼ
)
』
薊の花や白い山百合の花の咲いている叢の中の、心持ちくだりになっている細道を、煙草を吸いながら下りて行くと、水面が鏡の面のように静かな古池があって、岸からは雑草が掩いかかり、中には睡蓮の花が夢の様に咲いている。そして四辺の杉木立や、楢、櫟、楓 …
著者
佐左木俊郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
掌
(
つかさど
)
燻
(
くゆ
)
湛
(
たま
)
飛沫
(
しぶ
)
凝視
(
みつめ
)
屠
(
ほう
)
蹲
(
しゃが
)
未
(
ま
)
弾
(
はじ
)
喰
(
くら
)
怠
(
なま
)
穢
(
きたな
)
野路
(
のみち
)
止
(
よ
)
蜘蛛
(
くも
)
蚯蚓
(
みみず
)
藻掻
(
もが
)
跳
(
は
)
蜥蜴
(
とかげ
)
薪割
(
まきわり
)
薊
(
あざみ
)
縞
(
しま
)
総
(
すべ
)
素人
(
しろうと
)
筈
(
はず
)
瞑
(
つぶ
)
睡蓮
(
すいれん
)
迸
(
ほとばし
)
一入
(
ひとしお
)
鮎
(
あゆ
)
顫
(
ふる
)
額
(
ひたい
)
鋸
(
のこぎり
)
醸
(
かも
)
遮
(
さえぎ
)
遁
(
のが
)
蜻蛉
(
とんぼ
)
車力
(
しゃりき
)
身体
(
からだ
)
躪
(
にじ
)
躊躇
(
ちゅうちょ
)
蹂
(
ふ
)
鰻
(
うなぎ
)
視
(
み
)
蟻
(
あり
)
可愛
(
かわい
)
後去
(
あとずさ
)
屍
(
しかばね
)
定
(
き
)
執拗
(
しつよう
)
四辺
(
あたり
)
喰
(
く
)
和
(
なご
)
呟
(
つぶや
)
微笑
(
ほほえ
)
叢
(
くさむら
)
厭
(
いや
)
剥
(
は
)
入
(
い
)
俺
(
おれ
)
任
(
まか
)
中
(
うち
)
丁度
(
ちょうど
)
杜
(
もり
)
煙草
(
たばこ
)
無暗
(
むやみ
)
欺
(
あざむ
)
櫟
(
くぬぎ
)
楢
(
なら
)
楓
(
かえで
)
梢
(
こずえ
)
枠
(
わく
)
狡
(
ずる
)
暫
(
しばら
)
撲
(
なぐ
)
掩
(
おお
)
据
(
す
)
捕
(
と
)
戴
(
いただ
)
愈々
(
いよいよ
)