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『扉の彼方へ』
ふりがな文庫
『
扉の彼方へ
(
とびらのかなたへ
)
』
結婚式の夜、茶の間で良人は私が堅くなってやっと焙れてあげた番茶をおいしそうに一口飲んでから、茶碗を膝に置いて云いました。 「これから、あなたとは永らく一つ家の棟の下に住んで貰わなければならん。遠慮はなるべく早く切り上げるようになさるがいい」 …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新女苑」1938(昭和13)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
遮
(
さえざ
)
鼾
(
いびさ
)
焙
(
い
)
爽
(
さわやか
)
労
(
いた
)
荷嵩
(
にがさ
)
浚
(
ざら
)
洋袴
(
ずぼん
)
瞑
(
つむ
)
抗
(
さから
)
後添
(
のちぞ
)
許
(
ばか
)
圧
(
おさ
)
嘲笑
(
あざわら
)
侏儒
(
しゅじゅ
)
叩頭
(
じぎ
)
畦
(
あぜ
)
篝火
(
かがりび
)
硝子
(
ガラス
)
瞬
(
またた
)
眩
(
まぶ
)
直
(
す
)
皺
(
しわ
)
締
(
し
)
額
(
ひたい
)
煽
(
あお
)
焦
(
じ
)
顎
(
あご
)
風体
(
ふうてい
)
髭
(
ひげ
)
潔
(
いさぎよ
)
総
(
すべ
)
酌
(
く
)
頼母
(
たのも
)
纏
(
まと
)
良人
(
おっと
)
若
(
も
)
茲
(
ここ
)
気先
(
きさき
)
蒟蒻
(
こんにゃく
)
蓋
(
ふた
)
覗
(
のぞ
)
零
(
こぼ
)
雄渾
(
ゆうこん
)
詰責
(
きっせき
)
謝
(
あやま
)
関
(
かま
)
嗄
(
か
)
小鬢
(
こびん
)
寧
(
むし
)
寛
(
くつろ
)
外
(
ほか
)
埋火
(
うずみび
)
土産
(
みやげ
)
嘸
(
さぞ
)
嘗
(
な
)
嗚咽
(
おえつ
)
希
(
ねが
)
和
(
なご
)
呻
(
うめ
)
口籠
(
くちごも
)
伺
(
うかが
)
介殻
(
かいがら
)
亡
(
な
)
一途
(
いちず
)
一廉
(
ひとかど
)
放擲
(
ほうてき
)
深傷
(
ふかで
)
浴衣
(
ゆかた
)
一寸
(
ちょっと
)
気儘
(
きまま
)
歿
(
な
)
欠伸
(
あくび
)
橙
(
だいだい
)
樫
(
かし
)
棟
(
むね
)
渚
(
なぎさ
)
揶揄
(
やゆ
)
揃
(
そろ
)
掴
(
つか
)
挫
(
くじ
)
括
(
くく
)
扉
(
ドア
)
戯
(
たわむ
)
性急
(
せっかち
)