“小鬢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こびん98.9%
ごびん1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しるこの鍋をくつがえされて、かお小鬢こびんおびただしく火傷やけどをしながら苦しみ悶えている光景を見た時に、米友の堪忍袋かんにんぶくろが一時に張り切れました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
おめえと別れて、あれから切支丹屋敷の高塀を越え、中の様子をのでいていると、いきなりおれの小鬢こびんへ、石をぶつけたやつがある。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八五郎は小鬢ごびんを掻いて、ヒヨイと頭を下げました。かういふところだけは、小學校の一年生のやうに素直です。